BREW — 淹れる

コーヒーの淹れ方には、
どんな種類がある?

2026.07.05
コーヒーのある風景

ハンドドリップ、フレンチプレス、水出し——。
コーヒーの世界には、いろいろな「淹れ方」の名前が出てきます。

名前は聞いたことがあるけれど、何がどう違うのかはよくわからない。そんな方も多いのではないでしょうか。

じつは、淹れ方が変わると、同じ豆でも味わいは驚くほど変わります。この記事では、代表的な淹れ方を「手軽さ」と「味の特徴」を軸に、やさしくご紹介します。ご自分の暮らしに合う一杯の見つけ方として、参考になればうれしいです。

そもそも「抽出」ってなに?

コーヒーは、焙煎した豆を挽いて、お湯(または水)に触れさせることで、味と香りを引き出します。これを「抽出」と呼びます。

お湯の温度、触れている時間、フィルターの種類。この組み合わせが変わることで、すっきりした味になったり、コクの深い味になったりします。淹れ方の違いは、そのまま味わいの違いなのです。

代表的な淹れ方 4つ

01 ドリップバッグ いちばん手軽

カップのふちに引っかけて、お湯を注ぐだけ。道具がひとつもいらない、いちばん手軽な淹れ方です。手軽といっても、中身は挽きたてのコーヒー。きちんとおいしい一杯になります。

こんな方に:まずは気軽に始めたい方、職場やアウトドアで飲みたい方に。当店のドリップバッグも、この淹れ方です。

02 ハンドドリップ 定番・すっきり

ドリッパーとペーパーフィルターを使って、お湯を少しずつ注いでいく、いちばん親しまれている淹れ方です。ペーパーが余分な油分を受け止めてくれるので、すっきりとクリアな味わいに仕上がります。

注ぎ方ひとつで味が変わる、奥深さも魅力。「自分で淹れている」という楽しさを、いちばん感じられる方法かもしれません。

こんな方に:おうちコーヒーをちゃんと楽しみたい方、休日の朝の習慣をつくりたい方に。

03 フレンチプレス 待つだけ・コク

粉とお湯をポットに入れて、4分待って、金属フィルターを押し下げる。それだけで完成する、じつはとても簡単な淹れ方です。

ペーパーを通さないぶん、コーヒーの油分(コクや香りのもと)がそのままカップに届きます。豆の個性をまるごと味わえる方法です。

こんな方に:注ぎ方の練習なしでおいしく淹れたい方、豆の個性をしっかり感じたい方に。

04 エスプレッソ 濃厚・アレンジ

細かく挽いた粉に、高い圧力をかけて一気に抽出する方法です。少量でぎゅっと濃厚な一杯になり、カフェラテやカプチーノのベースにもなります。

本格的には専用マシンが必要なので、ご家庭ではすこしハードルが高め。まずはカフェで楽しむのがおすすめです。

こんな方に:ミルクと合わせたアレンジが好きな方、濃い一杯でスイッチを入れたい方に。

EX 番外編:水出し(コールドブリュー) まろやか・夏に

最後に、すこし毛色の違う淹れ方をひとつ。ここまでの4つと違って、お湯ではなく水でゆっくり時間をかけて抽出する方法です。ポットに粉と水を入れて、冷蔵庫で一晩(8時間ほど)置くだけ。

低い温度でじっくり抽出するので、苦味や渋みが出にくく、驚くほどまろやかな味わいになります。暑い季節の作り置きにぴったりです。

こんな方に:アイスコーヒー派の方、苦味が苦手な方、朝は時間がない方に。

ひと目でわかる比較表

淹れ方手軽さ味の特徴必要な道具
ドリップバッグすっきり・バランス型なし
ハンドドリップすっきり・クリアドリッパー、ペーパー
フレンチプレスコクと香りをまるごとプレスポット
エスプレッソ濃厚専用マシン
水出し(番外編)まろやか・苦味ひかえめポット(専用 or 麦茶用でも)

※ 手軽さ:◎=道具いらず ○=手頃な道具でOK △=専用機材が必要

まずは、どれから始める?

迷ったら、こんな順番がおすすめです。

まずはドリップバッグで、好みの豆を見つける。おうちコーヒーが習慣になってきたら、ハンドドリップに挑戦してみる。夏が来たら水出しも仲間に加える——。

淹れ方に、優劣はありません。その日の気分と暮らしに合う方法が、あなたにとっての正解です。

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